トップへ
|
テーマトップへ
|
テーマランキング一覧へ
|
2007/11/06 00:29
結局、小沢代表は辞意を表明。これだけのことを仕出かしたのだから辞めるのは当然だ。だが、辞めれば済むという問題でもない。小沢代表の言いたいは、自分が行ったことが受け入れられなかったから不信任に等しいということらしい。これはあまりにも幼稚な結論の出し方である。そもそも、大連立という話は小沢代表が独断で協議したこと。小沢代表は自分から持ち出した話ではないとしているが、仮にそうだとしても一旦党内に持ち帰るということはまんざらでもなかった証。先の参院選で自民党に対する対決姿勢を明確にして勝利したのだから、その場で拒絶しなかったこと自体、国民に対する背信行為と言われても仕方ないだろう。
そしてそれに続くありきたりなマスコミ批判には辟易。小沢代表は一体何年、政界に身をおいてマスコミと付き合ってきたのだろう。少しでもボロを出せばあれこれ書かれることくらいは政治家としてわかっていて当然だし、それに対して野党第一党の代表がいちいち恨み言を言うというのはいかにも情けない。
更に民主幹部は小沢代表に翻意を要請。小沢代表はこれに対しても即答で断ることはなく、回答を留保したとのこと。「みんながやれというから続ける」という形さえ取れればまんざらでもないということなのだろうか。二大政党制実現の可能性を何年遅らせることになったかわからない今回の自分の行動に対し、大した責任も感じていないということなのだろうか。
続投を要請する民主幹部も民主幹部である。このような醜態を晒した小沢代表で次期衆院選が戦えるわけがない。国民の支持はおろか、党内すらまとめることはできないだろう。この際、民主党は「まだ代表経験のない人物」を新たな代表として選出し、一から出直すべきだ。民主党代表職のたらい回しはもう見飽きた。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
|
2007/11/04 11:12
少し時間が経って見えてきた大連立を巡るいろいろ。どうやら大連立に前向きだったのはむしろ小沢代表の方で、福田総理がそれに乗りかかったというのが事の真相らしい。このような報道が事実だとすれば、これは由々しき問題である。
周知の通り、小沢代表は先の参院選で自民党との対決姿勢を明確にしてきた。野党で過半数を取れなければ政界を引退するとまで述べ、野党共闘で政権交代を目指すはずだったのである。それが、舌の根も乾かぬうちに自民党との連立に前向きな姿勢。政権さえ取れれば誰とでも組むという手法はむしろ、かつて小沢代表がいた自民党らしい手法ではないか。少なくとも今までの民主党の姿勢とは異なる。
これに対してはさすがに民主党の幹部も否定的な態度を取り、結果的に大連立が失敗に終わったのは良かった。しかし、今回の大連立に小沢代表が前向きな姿勢を示したことは、鳩山幹事長も認めている通り民主党にとって大きなダメージとなったのではなかろうか。少なくとも小沢代表の求心力が低下した感は否めない。
力ある野党の存在というのは、民主政治にとって不可欠である。その責任は、政権政党の負うそれと同じくらい重い。しかし今回、小沢代表はそれを放棄して大連立などという極めて安易な手法に流れた。本当に政権交代を目指す覚悟があるのかという疑念を国民に植え付けてしまった。
この際、小沢代表は代表の職を辞するべきである。そうでなければ、次期衆院選での民主党の勝利は望めない。意図せずして自民党が得をする結果になってしまった今回の大連立劇であった。
ところで鳩山法相、今度は「日本にテロリストがいる」発言ですか。誰のための何のための発言なのか真意をはかりかねるところだが、この人も口が軽いというか、少なくとも法相の重責を担える人材ではない模様。また今度、どんな失言が飛び出すかわからないから、早めに交代した方がいい。
|
|
記事へ |
トラックバック 1 / コメント 0
|
|
2007/11/02 23:09
結局、民主党は大連立を拒否。大連立打診の報に一瞬ヒヤッとしたが、さすがに民主党もそこまで甘くはなかった。ただ、若干の疑問がないわけでもない。なぜ、小沢代表は大連立の話を党に持ち帰る必要があったのか。
民主党は始めから政権交代の重要性を説いており、政権交代なくして改革は不可能だという論調のはずであった。とすれば、そもそも大連立は受け入れる余地のない話であり、党に持ち帰って話し合う必要などなかったのではないか。過去に自民党と連立を組んだ旧社会党がその後どういう末路をたどったのかを考えれば、小沢代表が大連立に応じる余地はなかった。それにもかかわらず一旦党に持ち帰ったのは、事の重大性を加味してのことなのか、あるいは福田総理の顔に泥を塗るためだったのか。
いずれにせよ、国民にとって最悪の選択肢は避けられた。民主政治にとって、批判勢力というのはなくてはならないものである。もしこれが力を失えば、どんな法案でも簡単に通ってしまうし、一般国民はそれに対して異を挟む手段を失うことになる。これだけは避けなければならない。繰り返しになるが、力ある野党の存在は民主政治において不可欠だ。
ただ、今の体制が本当にいいのかというと疑問が残らないでもない。例えば民主党の前原議員などはなぜ自民党に行かないのか不思議なくらい自民党寄りの考えを持っているはずだ。本当は、一度政界再編をして、新自民党と新民主党に生まれ変わるべきなのだ。真に政治信条を共にする議員が党を一つにしてくれなければ、困るのは我々、一般の選挙民である。
どうやらこの話題、一晩明けてみるとまたいろいろ見えてきそうである。必要があれば、その時に稿を改めて書きたい。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
|
2007/10/05 21:45
時津風(敢えて敬称略)に対し、相撲協会は解雇という最も重い処分を下した。相撲界では一度角界を離れると二度と復帰できないという不文律があるので、時津風の角界復帰は今後あり得ないことになる。現在報道されているような暴行が事実だとすればこれは当然の処分であり、時津風は角界を追放されてしかるべきである。ただ、若干疑問に残らない点がないわけでもない。
まず、解雇の理由。北の湖理事長(本当は敬称を略したい)は、「日本相撲協会の信用を失墜したのが一番の大きな理由」と述べている。これは、人命が失われた点は第二の理由に過ぎないという意味なのだろうか。親方が弟子に暴行を加え、兄弟子たちが集団リンチしたことよりも相撲協会の信用の方が大切だという意味なのだろうか(どうも北の湖理事長という人は、相撲界のトップに立つべき人材ではないように思われてならない。杉山氏の記者証剥奪問題でも結果的にはバッシングを浴びて記者証を返還したものの、なお「まだ記者証を剥奪すべき人物がいる」などという主旨の発言を未練たらしく行っている。)。
次に、理事に対する処分。北の湖理事長は減俸4ヶ月50%、他の理事(全員)は3ヶ月30パーセントであり、理事全員への処分は異例というから軽い処分ではないという見方もできる。しかし、読売新聞の報道によれば、これはあくまで「自主減俸」とのことである。自主的な減俸と、処分としての減俸では意味合いが違う。果たして十分な処分といえるのだろうか。
ただ、時津風側にも不満は残るだろう。問題は十分な手続保障が行われたかという点である。北の湖理事長は時津風に弁明の機会を与えてはいるが、その回数、時間とも、解雇をするに十分なものとは言い難い。前述の通り、角界における解雇は永久追放を意味するので、慎重にも慎重を期して処分を行う必要がある。もし手続保障が不十分だということになれば、その点をもって時津風が身分確認等の訴訟を起こす可能性は十分にある(勝てるかどうかは別論)。
思うに、北の湖理事長は世論のバッシングには弱いようである。前述の記者証剥奪問題でもそうだが、普段は強気な癖に世論のバッシングを受けると態度が豹変する。もちろん世論の声に敏感であることは良いことだが、今回の解雇処分は性急ではなかったか。警察の捜査の行方を待ち、少なくとも起訴されるまでの間、処分は「保留」にし、時津風部屋は当面活動を禁止、時津風は謹慎にするという処分でも良かったように思う。要するに今回の解雇は、北の湖理事長の保身のために急がれたのではないのか。
これは決して、時津風を弁護する意図ではない。先ほどから呼び捨てにしている通り、私は時津風に関する一連の報道をほぼ信用しているし、時津風自身も程度の問題こそあれ、暴行行為自体は認めているからである。仮に時津風の主張が正しいとしても、ビール瓶で人の頭を小突く行為が「度を超えた暴力ではない」などと平然と言ってのけるその神経が理解できない。
しかし、どのように世論のバッシングが大きくとも、手続保障は守られなければならない。これを軽視してしまうと、相撲協会のような閉鎖された社会では何でもありということになってしまう。現に、今回は世論に後押しされる形でいともあっさりと永久追放処分が決まってしまった。警察の捜査がまだ十分に行われておらず、起訴どころか逮捕すらされていないにもかかわらずである。
これは日本相撲協会の自浄作用などでは決してない。とりあえず時津風に厳しい処分を下して世論の溜飲を下げてもらおうという意図がミエミエである。即ち、単なる日本相撲協会の保身行為であり、手続保障の軽視である。例え結論が同じだとしても、手続保障のあるなしでは大きな違いがある。この点を看過してはならない。結論として私は、処分は警察の捜査を待ってから行うべきだったと思うし、それに至るまでに相撲協会としても十分に時津風から事情聴取を行うべきだったと思う。無論、報道されているようなことが事実であれば解雇処分は当然のことである。
最後に誤解を生むといけないので一つ付け加えておくと、報道内容が事実だと判明した折には、私は時津風には司法が厳罰を下してほしいと思っている。執行猶予などをつけてはならない。実刑をもって臨むべきである。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
|
2007/09/25 21:06
現職の総理が国民に対し謝罪会見。それも、汚職やスキャンダルが原因ではない。体調悪化を主たる理由とする退陣に対する謝罪だというから前代未聞である。私は政策的にも人物的にも安倍前総理を支持していなかったが、本当に体調を崩したのであれば何も謝罪を求めようなどとは思わないし、むしろ謝罪などすべきではない。「病気になりました。総理は続けられないので次の総理が決まるまで臨時代理を置きます。」とこれで済む話である。
しかし安倍前総理は国民に対し謝罪をした。これに対しては同情的な意見も生まれてくるだろうが、私は賛成できない。
まず、首相臨時代理を置かなかった点。パトカーの先導で官邸まで5分以内で行けるから問題ないとか、意識はしっかりしているとか言われているが、あの会見での憔悴ぶりを見るに、体調面だけでなく精神面でもかなり参っているようだ。そのような状態で有事に迅速かつ適切な判断ができるのだろうか。臨時代理を置かないこと自体が危機管理能力の欠如と言われても仕方ない。
次に、議員活動は続けるとしている点。確かに、体調を崩した議員が議員辞職までする例は稀である。しかし、これほど大切な時期に相当期間の政治空白を作った責任は、総理の職を辞しただけで済む問題ではない。政界引退に値するほど重い責任があるし、少なくとも一度議員の職を辞し、次の総選挙で選挙民の信を問うべきである。
ただ、はじめから最後まで安倍前総理を支持していなかった私でも、安倍政権が何もできなかったという論調には反対である。その全てに賛成というわけではないが、教育基本法の改正、国民投票法の制定、防衛庁の省昇格などの実績はある。とりわけ、国民投票法の制定は小さくない実績だろう。憲法改正に反対の立場をとる私ですら、憲法改正のための国民投票に関する法律がなかったことは疑問に感じていた。
問題はその成立に向けた手法である。安倍政権におけるあまりにも強引な国会運営はとても容認できるものではない。安倍前総理が支持率を下げた背景には、もちろん閣僚の不祥事等の問題もあるが、数にものを言わせた度重なる強行採決は悪い印象を与えただろう。
そして、そのような強硬な態度から一転、あまりにも弱々しい形で辞意表明をした安倍前総理には批判が集中した。恐らく当人は、ここまでの批判を受けるとは予想していなかったのではなかろうか。小沢代表に党首会談を断られたことを直接的な理由として挙げれば、批判の矛先が一部、民主党に向かうとでも思っていたのだろう。
だが、実際は違った。マスコミも世論も安倍前総理に同情する意見は少なく、批判的な意見が圧倒的に上回った。このあたりの見通しの悪さも、安倍前総理の甘さを示している。そして、病気という正当理由があるにもかかわらず謝罪会見へと追い込まれた。
結論として、安倍前総理ははじめから総理の器ではなかったのだと思う。重要法案をいくつも可決したにもかかわらず支持率が低下の一途を辿ったのは、閣僚の不祥事だけが原因ではないはずだ。十分な審議を通じて国民に対して法案の重要性を説明できなかった点も看過できない。安倍前総理のやったことは単に数で押し切ったというだけのことであり、国民に対する説明という点では全く不足していたといわざるを得ない。そういう人物が総理になってはいけない。
次の福田総理は、話し合いを重視する姿勢を示しているから、安倍前総理のような手法は採らないだろう。これに対して民主党がどれもこれも反対ばかりしていたら今度は民主党が叩かれる番である。民主党としてはやりにくい相手かもしれないが、くれぐれも国民の生活に密着した問題を政争の具としないよう願いたい。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
|
2007/09/24 11:22
で、「予定通り」、福田新総裁が誕生した。これは事前にわかっていたことで、特に驚きもない。ただ、麻生氏が思ったよりも議員票で健闘していた。9つ中8つの派閥が福田氏支持を表明する中、わずか16名の派閥議員しか持たない麻生氏が132票を集めたのは小さくない。無派閥議員もいるので単純な推計は難しいが、派閥議員からも数十名単位の「造反」が出たことは推測できる。今日の朝刊では、額賀財務相の不出馬に疑問を持った津島派議員から多くの造反が出たのではないかと伝えられている。
これは何を示すのか。造反が相当数出たことだけをもって派閥政治の終焉と捉えるのは早計だろう。派閥政治がなければ福田氏の当選は簡単ではなかったし、そもそも福田氏が立候補したかすら疑問だ。やはり、自民党に派閥政治は生きている。しかし、部分的に派閥政治がほころびを見せていることもまた、看過できない点である。
一方、世論調査などでも福田氏優位が伝えられていた地方票では福田氏に11票差まで迫る勢い。しかも、党員票のみの純粋な集計では麻生氏が福田氏を3000票上回っていたというのだ。もし日本が首相公選制だったとしたら、麻生氏にも勝算があった。福田氏を推した議員はあくまで「76対55という結果が民意」との見方を崩していないが、「民意」に限定すれば本当にどちらに転んだかわからない。しかもここで言う民意とは自民党員の民意であって、国民全体の民意ではない。もしこれが国民投票だったとしたら、最後の最後でパフォーマンスに長ける麻生氏に民意が傾いた可能性は否定することができない。
となると、問題は麻生氏の処遇である。例え考えが違っても、全員野球を掲げる以上、これだけの民意を集めた麻生氏を有力なポストに据えないわけにはいくまい。私は誰に対しても率直に自分の言葉で語ることのできる麻生氏には官房長官の座に就いてほしいと思うが、今のところは与謝野氏続投、町村外相の横滑り、谷垣元財務相などの名前が挙がっている。果たしてどうなるだろうか。
いずれにせよ、結論は始めから見えていた総裁選で麻生氏が予想以上に善戦したことは今後の党運営に大きな影響を及ぼすだろう。バランス感覚には定評のある福田新総裁がどういう人事を行うのか。早くも福田新総裁の手腕が問われる。
|
|
記事へ |
トラックバック 1 / コメント 0
|
|
2007/09/17 17:10
巷ではマスコミもブログも安倍叩きが凄まじい勢いで行われている。そして先のエントリーでも書いた通り、私もその安倍叩きに加わった。これに対し、これは「いじめ」の構図だという反論が出てきているようなので今日はそれについて少し書こう。
では、本当に安倍叩きは「いじめ」なのだろうか。確かに、現在のマスコミの安倍叩きは凄まじいものがあるし、ブログ等のネット上で繰り広げられている安部叩きはそれ以上に辛辣なものもある。そして、時の最高権力者とはいえ、辞意を表明すれば必ずしも強者とはいえない。むしろ安倍総理は、弱者に近い地位に追い込まれている。
とすれば、安倍叩きは「いじめ」であると考えるのも無理はない。しかし、マスコミ等が集中砲火を浴びせているから安倍叩きは「いじめ」なのだという意見には私は賛成できない。
同じようにマスコミの集中砲火を浴びた例として、辻本清美氏の例がある。辻本氏は与党追及の急先鋒としてマスコミに持ち上げられたが、自らの問題が発覚するやマスコミから徹底的に叩かれた。そこでお得意のマスコミに出演して事態を打開しようとするも逆効果。出演する先々のマスコミで厳しい批判に遭い、最後は議員辞職に追い込まれた。
これは、「いじめ」だろうか。「いじめ」というのは、正当な理由なく人を傷つける行為をいう。もちろん、いくら正当な理由があっても暴力等のいじめは論外である。しかし、言論による批判は、いくらそれが手の平返し的なものであったとしても、いくらそれが辛辣なものであったとしても、憲法が言論の自由として認めている。
確かに、就任当初は支持率もそこそこあり、マスコミも比較的好意的だった安倍総理に対し、同じ人がこれほど厳しい批判を向けるということに対しては、疑問を呈する向きがあることも理解はできる。しかし、就任当初と現在とでは状況が違うのだ。安倍総理は先のエントリーで書いたような無責任極まりない辞め方をした。これほど悪いタイミングでの辞任は、民主党の小沢代表も言う通り過去に例がない。
それを、手の平返し的な批判だからとかいう理由で「いじめ」と断じるのは誤りであると私は考える。むしろ手の平を返したのは、あれほど強硬に続投の意思を表明しつつ突如として職を放り出した安倍総理の方ではないのか。そのように手の平を返した人間に対し、手の平を返したような批判が繰り広げられることはむしろ当然であり、これを「いじめ」と同視することには賛成できない。
ちなみに私は、一連の朝青龍叩きは「いじめ」だと考えている。両者の違いはどこにあるのか。これについては稿を改めて書きたい。
関連記事:安倍総理辞任について
|
|
記事へ |
トラックバック 0 / コメント 2
|
|
2007/09/17 00:14
先日の安倍総理辞任についてのエントリーに続き、今日は次期総理について。「自民党にとって」ベストな選択肢は小泉前総理だったと私は本気で思う(国民にとってベストかはまた別)。国民的人気が高いこともあるが、得意のワンフレーズ演説でテロ特措法の重要性を国民にわかりやすく説いたことだろう。大雑把なようでいて、実はなかなかの策略家だとも思う。また、小泉前総理ならば自衛隊が一時的に撤退することになってもアメリカとの関係を大きく損ねることはあるまい。しかし、小泉前総理の性格からして再登板はあり得ないと思っていたし、事実、小泉前総理は再登板を拒んだ。
では次の総理に誰がふさわしいのか。名前が出たのは麻生幹事長、谷垣元財務相、額賀財務相、そして福田元官房長官あたりだった。このうち、可能性が少しでもあったのは額賀氏を除く3名だろう。しかし谷垣氏ではこの局面を乗り切るにはあまりにも線が細すぎる。将来的に総理の座が回ってくる可能性は低くないが、今は谷垣氏の出番ではない。
そして残ったのが麻生幹事長と福田元官房長官。私はもともと福田総理の誕生を待望していたが、今が福田元官房長官の出番なのかというと、若干の疑問が残らないでもない。福田元官房長官は、基本的に穏健派。知恵は持っていても剛腕で押し切るようなタイプではない。むしろ強面の麻生幹事長の方が、適任のようにも思われる。麻生幹事長は一見ぶっきらぼうなようにも思われるが、石破元防衛庁長官や武見敬三前参議院議員等と同様、正論を堂々と説明できる政治家だ。
この、「正論を堂々と」というのは意外に難しい。やりようによってはただ自分の言いたいことを言っているだけと受け取られかねないからだ。しかし、テレビの討論番組などを見ていても、麻生幹事長は言いにくい問題についてもズバズバ本音で答える。テロ特措法の問題にしても、その必要性を堂々と答える。「野党とよく相談してですね・・・」的なことを言っていて今いち歯切れの悪い福田元官房長官とは対照的だ。
結論を述べると、私は次期総理には麻生幹事長がふさわしいと思う。こう述べることは、福田元官房長官の支持者として矛盾する部分もあるのだが、非常時の宰相にはやはり多少の強引さが求められる。福田元官房長官は大変な知恵者であり策士でもあると思うのだが、そういった強引さには乏しい。
とはいえ、現状は圧倒的に福田元官房長官に有利な情勢だ。テレビ討論などを見ていると、ひたすら守りに入る福田元官房長官に対し攻めの一手の浅生幹事長。総理総裁を目指す者が守りの一手では困るのだが、町村派を始めとする各派閥の推薦を受ける福田元官房長官の優勢は揺るぎない。よって、麻生幹事長の奇跡の逆転劇に期待しないわけではないものの、実際には厳しい。今は、福田総理の知恵と策に期待したい。
次回は、「安倍いじめ」について書いてみたい。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
|
2007/09/14 22:42
かなり出遅れたが、安倍総理の辞任について少し。
まず、私は安倍総理を支持していなかった。理由は、あまりにもタカ派的色彩が強いから。外見はおとなしそうにも見えるが、度を超えた憲法改正を本気で考えているように思われた(長くなるので、憲法改正の是非についてはここでは述べない)。この危険な人物を総理にするべきではないと考えていた。
だから、就任当初に支持率がそこそこ高かったことには強い危惧感を覚えた。いくら人気の高かった小泉前総理が事実上、後継指名したからといって、この人物にあれほどの支持が集まったのは意外だった。
しかし、閣僚の相次ぐ不祥事等により、支持率は徐々に低下。支持率低下の要因としては、やはり辞任させるべき閣僚をかばい続けたのが大きかったと思う。あろうことか、現役閣僚から自殺者まで出してしまった。あの自殺は、100%安倍総理の責任だと私は思う。もっと早い段階で職を解いていればあんなことにはならなかった。
参院選。政治とカネの問題はおろか、絆創膏についてまでなぜか責任を拒む赤城元農水相。元農水相が参院選の敗因の全てだとは思わないが、少なからぬパーセンテージを占めたことは想像に難くない。あの絆創膏は、今まで安倍内閣が説明責任を果たしてこなかったことの象徴になった。
そして参院選は大敗。それでも安倍総理は辞めなかった。引き際というのは、政治家にとって最も大切な素養の一つである。その意味で、福田元官房長官の引き際は見事だった。「この際、内閣官房長官の職を辞したい」。野党が追及の手段を失うほどの見事な辞任劇だった。あれで小泉内閣は息を吹き返したといっても過言ではない。
それに引き換え、今回の辞任はどうだろう。まず、散々言われ尽くしていることだが、タイミングが最悪だった。辞めるなら参院選の結果を受けて直ちに辞めるべきだったし、続けるならテロ特措法の延長を責任をもって行うべきだった。
このところは新法を成立させるということで一致しているようだが、野党が参院で新法を直ちに否決せず、60日間引き伸ばせばテロ特措法の期限が切れる。そうすると、新法を衆院で再可決しようとも一旦は自衛隊が撤退しなければならない。そのタイミングで、国際公約を果たせなかったことを理由に総理が辞職すれば、諸外国にも顔向けが出来たのだ。一国の総理が辞職するということはそれだけの重みがある。それが、与党の持つ唯一のジョーカーだった。
しかし、安倍総理はそのカードをあっさり捨ててこのタイミングでの辞任。所信表明を行ったわずか2日後である。あの所信表明は何だったのか。強い疑問を呈さざるを得ない。もしあの時点で辞任を決意していたとすればあれは国民に対する背信行為であるし、所信表明から2日の間に気持ちが変わったのだとすれば、国会を前にした怖じ気づいた責任放棄としか言いようがない。
そしてもう一つ、あまり論じられていないが重要な点がある。依然として安倍総理は国会議員であるという問題だ。即ち、今回の辞任劇は総理大臣職の辞任だけですむのかという点。結論から言えば、安倍総理は国会議員の職も辞するべきである。各国の首脳と「国際公約」をした直後、国民に対し所信表明をした直後に辞めるような人物に、国会議員たる資格はない。
与謝野官房長官の会見にあったように健康問題が背景にあるならなおさらだ。健康でない人間に国会議員の激務が務まるわけがない。本当に健康問題があるとすれば、一旦、国会議員の職を辞し、健康を取り戻してから再度立候補すべきである。その時に当選できるかどうかは私は知らない。
いずれにせよ、最悪の形で安倍内閣は幕を閉じた。次回のエントリーでは次期内閣について述べたい。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
|
2007/09/14 20:23
本日よりこのブログを始めます。内容は、主にニュース等の話題になろうかと思います。まだ正式なブログ名を決定していないどころか自分のハンドルネームすら決めていない状況ですが、近いうちに決定し、ブログ名も変更する予定です。
どんなブログになるか見当もつきませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
|
|
記事へ |
トラックバック / コメント
|
トップへ
|
テーマトップへ
|
テーマランキング一覧へ